映画「朝が来る」あらすじ、キャスト、レビュー。子供を返して!産みの母が突如現れたその理由は。

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映画「朝が来る」

様々な角度からの「母と子」をリアルに描く。

全世代の人に観てほしいと思った作品。

この映画を観た後に何を思うか?

さて、一体どんなお話なのかを紹介!!

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作品情報

あさ

・2020年 日本で公開

・辻村 深月の長編ミステリー小説が原作

・2016年 テレビドラマも放送された

・ミステリー

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あらすじ

佐都子(永作 博美)と清和(井浦 新)は子宝に恵まれず、清和が無精子症の傾向があると診断された。

治療を開始するもなかなか上手く行かず、清和の心と体が限界を迎え「2人で生きていこう」と決意する。

しかし2人は特別養子縁組の斡旋団体「ベビーバトン」知る。

ベビーバトンでは、産んでも育てられない事情を抱えた女性たちを出産までお世話し、産まれた赤ちゃんをきちんと育ててくれる夫婦に引き渡す仲介役をしている。

佐都子清和は、当時中学生で出産した片倉 ひかり(蒔田 彩珠)の子供を引き取ることとなった。

引き渡しの際、ひかりは泣きながら佐都子に一通の手紙を手渡した。

その子供は朝斗あさとと名付けられた。

数年後、佐都子の元に片倉 ひかりと名乗る女性から「私の子供を返してほしい」「無理ならお金を下さい」という脅しの電話が来る。

佐都子清和、その電話の女性と会うが、あの日出会った片倉 ひかりの面影はない。

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キャスト

役名/俳優名

栗原 佐都子/永作 博美

栗原 清和/井浦 新

片倉 ひかり/蒔田 彩珠

浅見 静江/浅田 美代子

ベビーバトンの経営者

栗原 朝斗/佐藤 令旺

佐都子と清和の息子

産みの親はひかり

片倉 貴子/中島 ひろ子

ひかりの母

片倉 勝/平原 テツ

ひかりの父

片倉 美咲/駒井 蓮

ひかりの姉で高校生

麻生 巧/田中 偉登

中学時代のひかりの恋人

このみ/山下 りお

ベビーバトンで同部屋となった妊婦

ともか/森田 想

新聞配達のバイト先で出会った女性

劇中に歌っていた曲は?

この映画の主題歌でもあり、作中でひかりが歌っていた歌が気になって調べてみました。

「C&K」という男性2人組のボーカルユニットが歌う

「アサトヒカリ」という曲です。

歌詞が物語と会っていて印象的ですよね。

歌詞を一部抜粋。

かわいい人

愛しい人

美しい人

守りたい人

この瞳が光を奪われても

きっと君を探しだすよ

必ず君にたどり着くよ

引用元:Uta-Net

この作品を観た感想

私はとにかく涙が止まりませんでした。

感動、悲しみ、辛さ、孤独など様々な感情の涙が溢れました。

なんとも重いテーマの作品で、とても考えさせられる作品でした。

まず良かったのは、役者さんの演技です。

とても自然な言い回しでセリフ感が無く、メイクなど見た目なんかも綺麗すぎないリアルさで、より感情移入することが出来たと思います。

永作 博美さんって、普段めちゃくちゃ若々しくて年齢を感じさせない可愛い女優さんじゃないですか?

でも映画で観る彼女は、自分を捨て本当に役になりきり、自然でとても好きになりました。

「八日目の蝉」も良かったし、他の作品ももっと観てみたいと思いましたね。

ひかり役の子もその周りもとてもリアルで、まるでドキュメンタリー映画を観ているようでした。

そして内容なんですけど

前半は佐都子目線、後半はひかり目線の物語で展開されていきます。

同じシーンが前半と後半で流れるのですが、前半と後半でまったく見方が変わってしまうのです。

そしてそのシーンでの謎も後半で解き明かされるのです。

主に育ての母と産みの母の物語なんですが、それだけではなくその中にあらゆる「親と子」「男と女」「現実社会」について描かれています。

私たちは自分の立場や経験から物事を見がちですが、それは表であって裏もあるということ。

逆の立場の人間もいるということです。

望んでいるのに子宝に恵まれない

望んですぐに子宝に恵まれた

望んでいないのに子供が出来た

この3つのうち、自分に当てはまるパターンによって考えが違うはずです。

この作品でもこの3つの立場の人間が出てきます。

それぞれの発言や視点を見ていると、まるで考え方が違い、結局人間は表しか見れていない事が多いのだなと、改めて思わされました。

そして子供の人生は、その子供の親の親そのまた親によって人生が変わってしまうこともあるんだなと、今回の作品に登場するひかりを見ているとそう思いました。

私が見ているものは、ほんの一部分なのかもしれない。

相手ときちんと向き合えば、状況や考えが一変するかもしれない。

ひかりがベビーバトンで出会ったこのみという女性が、涙を流しながら質問に答えるシーンは考えさせられました。また私も偏った見方をしていたんだと。

色んな角度から物事を考えられる人が増えると、より良い世の中になるんじゃないかなと思わされましたね。

自分のお腹の中に命が宿り

お腹の中でその命を育て

そして

命を懸けて子供を産み

命を懸けて育てる

という事が、当たり前じゃないという事。

どれだけ奇跡的なことで、どれだけ大変なことなのかという事を全人類がもっときちんと知るべき。

産む産まないどちらの選択を取っても、心身ともに影響を受けるのは女性、そしてその小さな命もです。

なんだかベラベラ語ってしまいましたが。(笑)

胸が苦しくなる映画ですが、色んな方に観てほしいなと思いました。

あと、エンドロールの最後を見逃さないようにして下さいね!!

今回は久しぶりに日本の作品を紹介してみました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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